dragonのアニメ語り(仮)

新作アニメを大体全部見ている人の振り返りブログです

2023夏アニメ振り返り

【本記事は、2023夏アニメをたくさん見ている人が、夏アニメを振り返る記事です】

皆さんこんにちは。dragonです。

今更な振り返りですが、やっていくぞ!
まだ夏アニメが終わっておらず夏にとらわれている今日この頃。1か月遅れなのでサクッと振り返ります。

 

今期の振り返り

11/18 シュガーアップル・フェアリーテイルについて追記しました!

NieR:Automata Ver1.1a

今期作画No.1!
途中放送休止もあったので今期かは怪しいが、一応今期がメインだったということで。
何より最後まで放送しきってよかった。

原作を知らないまま見たが、映像美にただただ圧倒された。
機械の無慈悲さと無感情さ、そして圧倒的な物量に対して、2Bと9Sが暴れまわる爽快感が良かった。

何より太刀がかっこいい。男の子はみんな好きだと思う。

ストーリーはと言うと、機械生命体がはびこる終末世界で奮闘する人間のレジスタンスと、ヨルハ部隊が戦う話。「孤軍奮闘」という表現がピッタリであろう。

最初は単に機械っぽい敵が多いが、意志や感情(と言うべきようなもの)を持った特殊個体たちが表れ、戦いは新たなステージへ。
単に人間の台詞やシチュエーションをなぞるだけの全く人間らしくない機械に紛れて、人間らしさを獲得した特殊個体の異質さが際立っていた。

一応一段落したが、世界観はまだまだこれから。これも見進めればわかるのだろうか。
ゲームとの位置づけがどうなっているのかも少し気になる。
第2クール制作決定!ということで続きに期待したい。

 

青のオーケストラ

前期からの続き。NHKのオーケストラアニメ。

今期は定期演奏会に向けての展開がメイン。
そして青野と佐伯の関係がしっかりと語られる。これはかなり重い話だったが、青春劇に落とし込んでいてよくやり切ったなと思った。

途中先輩たちの爽やかな話もはさみながら、青野の「ユーモレスク」での覚醒、定演での「新世界より」の流れが素晴らしかった。

題材がドヴォルザークだったのが個人的にはぶっ刺さり。新世界より」は好きだっただけにとても嬉しいチョイスだった。

そして最終2話。これはアニメ史に残ると言ってもいいのではないだろうか。
オーケストラの演奏に、ナレーションがのっているだけ。この構成でやろうという覚悟がすごい。
これまでの22話を振り返りつつ、各々が定期演奏会に向ける思いが乗っかる構成になっていた。素直に感動した。

 

もののがたり 第二章

2期もなかなか面白かった。ぼたんに話の方向が向いてきて、やっと兵馬との掘り下げのバランスが取れてきた。

京都の付喪神と塞眼の戦闘がバリエーション豊かで楽しかった。門守代表とか本気出すと強いキャラが活躍しててよい。

やっと最終目的たる唐笠と、ぼたんにまつわる話が提示された。
なんとなく何に向かっているか分からなかった前期とは違って、今期以降はもっと面白くなるのでは、とひそかに期待している。

感動的になりそうな話だし、続きがあるなら見たい。

推しは鏡。一番女の子らしいキャラ。硯も好き。どちらもちゃんとしてるって感じ。
婚礼調度は戦い方が面白いのも高評価。

 

トニカクカワイイ 女子高編

短編だったが満足度高い。順当な続き。

女子高編ということで、星空君が学校の先生になる話。なかなか唐突だが、この急展開感が何ともトニカワらしい。

女子高メインで話が展開するかと思いきや、いつもの司ちゃんとの日常と女子高とで半々くらい。司の星空への嫉妬が垣間見えて、日常の中でも新しい扉が開かれたシリーズだった。

有栖川姉妹の狂った様子は相変わらずで、またいつものやるんだ、という安心感もあった。

女子高生たちもいいキャラが揃っていたと思うので、もっと掘り下げが見たかった気もする。
中でも白金と蛍が好きだった。白金は話の本線に絡んでくるし、嬉しかった。
司と星空以外の恋路も描いていて偉い。学生絡みの話にするならそこは外せないところである。
星空君も18歳で似たような年齢ではあるのだが、結婚生活を営んでいる一人前の大人という印象が強すぎる。フレッシュな女子高生が出てくるとそのあたりアクセントになってとても良い。

続きは緩く希望。

 

EDENS ZERO 第2期

葵大戦を前に一段落!話が着々と進んでいる印象。

第2期全クールはドラッケンとの戦いだったが、今クールはジギーの暴走から葵宇宙編に突入。
途中小話もはさみつつ、冒険して仲間を増やしていくという王道展開。こういう王道も最近は少ないので、こういうのを着実にやってくれるのは高評価。

1つの惑星の滞在時間が短いからサクサク進んでいる印象を受ける。

推しはハーミット。関連の深堀もありつつ、トラウマを克服して強いハーミットちゃんになったのが良かった。また一段覚悟が決まった感じ。
クリーネも救われてよかった。狙っている可愛さ。しかし刺さる。
あとモスコが癖になってきた。ギャグ枠だけど微妙に強くね?モスコイ。

ふつうに続きがありそうなので期待。

 

スパイ教室 2nd season

極上なアニメ。正直1期時点では苦手寄り作品だったが、2期は結構面白かったと思う。

今期は個別のキャラフォーカスを挟みつつアネットとティアが中心。
アネットの本性については、語るべき部分を語らない叙述トリックのわざとらしさが抜けていたというか、底抜けの恐ろしさがあってよかったと思う。最もしたたかで能力が高いのはアネットなのではと思わされることもある。

紫蟻との決戦は、焔についての開示(=灯のルーツ)、伏線の回収、これまで微妙?枠だったティアの活躍と集大成としてふさわしかったと思う。極上(適当)。

今期の推しはモニカ。冷めた世界の見方に少し共感できた。
そしてちょっと心に刺さったモニカの台詞をご紹介。

残り物なんだよ。
人はね できそうなものとできないものを選り分けて 残った一番上等なものを 夢と呼び 大切にしているだけ。

(第17話「File《氷刃》のモニカ」)

この種の諦めの上に「でもまあやったるか」という気持ちが芽生えて、話を通して一番変わったのはこのキャラかもと思ったりした。

普通に続きあるだろうなと思っている。来たら見るでしょう。

 

ホリミヤ -piece-

あー。よかった。元気が出ないときに見て、青春に目を焼かれながらちょっとほっこりできるアニメ。

前期で1まとまりだったのでどうするのかなと思ったら、季節ごとのエピソードを抜き出してきて、サブキャラの掘り下げをしていく構成だった。
各話ごと単発で見られるので本当に気楽だった。

井浦と柳の掘り下げがあったのが意外だった。
彼らにもいろいろあるのね。そして彼ら目線から見る堀と宮村のおもしろさ。恐れと憧れと、友情と、なんかいろいろ混ざってでも友達だよね、みたいな。恐れってなんだよ

振り切ったド陽キャがあまり出てこないので(桜とかもそんなにキャピキャピしているようには見えないし)そのほどほど感がいい所。

堀家のぐだーっとした感じが結構な頻度で出てきたところも今期のポイント。そしてもう完全に一員になっている宮村。

推しは仙石。なんかいつも不遇だけど、頑張ってるよ…!と応援してあげたくなる。

続き、というかこんなんエピソードなんぼあってもいいですからね。OVAとか作りそうだな―感。

 

彼女、お借りします 第3期

普通に続き。今期は自主映画製作がメインのお話になった。
千鶴との進展がこのお話の本筋だと思うので、ここが進んできたのはなかなか良かった。

途中結構重苦しい展開もあったが、コメディ多めの描写もあり、全体として明るい雰囲気のこの作品らしさがバランスをとっていたと思う。
画やセリフだけでなく、画面上のコメントも面白いものが多く、くすっと笑えた。「雨宮天みたいな可愛い声」というコメントには笑わせてもらった。

八重森ちゃんが今期から登場。また話がややこしくなるのか、と思ったが、あくまで千鶴との仲を応援する(やり方はなかなか激しいが)元気に振り切ったキャラだったので安心。

さて、まだまだ続きがありそう。子機は麻美ちゃんに言及していなかったし。
和也にぐずぐずしてんなよ…と思い続けながらもきっと見ると思う。

 

フェ~レンザイ -神さまの日常-

中国発アニメ。面白い。
ショートアニメをつなげて配信しているので、テンポがいい

画が筆タッチであり、崩れがなくて好印象。今期作画部門ノミネート。
そんな作画で描かれるキュウゲツはじめ動物系の神様たちがモフモフしていて可愛いこと!絵画っぽさもありつつも、アニメの可愛さにもハマっていて新感覚だった。

キャストもなかなか豪華で意見ごたえがあった。
いまは名前が出しづらい事務所の男性アイドルも声優として起用されている。このアイドルたちが日本配信版のOP、ED歌ってるということなのだが…
この起用が意外といい味を出している。
コウテンのどこまで行っても馬鹿っぽい印象と、ナタの良い意味での棒読み感(なんか全体的に無関心な感じ)が際立っていて、キャラとしてキャストまで含めてうまく成立していたと思う。

日本のミームや最近の流行りも出てくるので親しみやすい。
一方、中国の神話やあるあるが出てくる(というかキャラが全部神様なので)そちらはかなり背後まで読み取るのが難しい。

「教えてハクタク先生」というコーナー*1があり、神話の解説もはさむが、それを読んでもなお分からないことが多い。
そのあたり知らない、分からないのは諦めて、楽しむのが良いかもしれない。知ってたらもちろんもっと楽しいとは思うので、このあたり、詳しい人が見てどう思ったかは知りたいところ。

推しはたまちゃん。月餅の話でキレ散らかしてたのが面白かった。

 

聖者無双~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

ラノベ原作。転生成り上がりものだが…?ギャグとして面白い。

治癒士という受け身な役職で転生したルシエル

激ヤバプロテイン的なドーピング飲み物「物体X」を飲んで、ムキムキになるという何とも脳筋な方法で強くなっていく。
魔法とか、戦闘スキルとかではなく、ただ単純に時間の暴力で鍛錬していくという姿勢が面白かった。ついたあだ名は「ドMゾンビ」。主人公の別名とは思えない*2

思考が堅実で、派手なことはしない。自分が非力なジョブであることをしっかり認識し、死なないことを目標に鍛錬を進める。

治癒士として尊敬されるというのもあるが、親しみやすいドMゾンビとして冒険者になじんでいく様子が良かった。

最初はただひたすら訓練パートが続いたが、後半聖都に移ってからはダンジョンを単独でガリガリ進んでいって、「無双」感が出ていた。しっかり聖属性魔法も使っていたし。一応タイトル回収はできているので高評価。

 

英雄教室

元勇者のブレイドが素性を隠して学園で第二の人生を送る話。
ファンタジー+学園もの+若干コメディな感じ。

話が目標に向かって進むというよりは、キャラ盛りだくさんでワイワイしたエピソード群を見るアニメ。それをファンタジー世界でドンパチやりながらやるのが新感覚。
基本はどんな問題も最後はブレイドが頑張って何とかなる、という安心感があった。

いろんな女の子キャラが出てくるので、それを見るのも楽しい。
正ヒロイン枠のアーネストがだんだんふざけたキャラになっていくのとかが個人的には好きだった。

魔剣制御のためにものすごく食べなければいけないという設定まではわかるが、ぽっちゃりアーネストが出てくるのはくすっと笑えた。
意外と飯テロアニメだったりする。食堂でみんなが集まって何か食べてるシーンが印象的。

推しはイェシカ。ビジュアルが好き。元気な女の子枠。茶々を入れるタイプのキャラで、出てくるといつも楽しくなれる。

 

悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。

悪役令嬢転生もの。(これももうフォーマット化したな。)

乙女ゲーム世界に転生するわけだが、元のキャラとしての悪役令嬢の悪役っぷりが半端じゃない。非人道的すぎる。
それに罪悪感を感じて、悪行のフラッシュバックに耐えながらも、良き王女(まだ女王になる前なので王女)であろうとするプライドの話。

乙女ゲー世界なら結構えぐい展開になる話を、どうにかこうにか頑張るみたいな。ある種タイムリープものによくある、世界にあらがっている感が強く出ていただ作品だと思った。

それぞれのキャラを救いながら掘り下げをし、仲間を増やしていく&男キャラを落としていく構成は乙女ゲーらしかった。本来の攻略方法とは全然違うんだろうけど。どちらかと言えばヒロインとしてではなく、窮地から救ったヒーローとして相手を落としてたな。

ヴァルの話を伏線にして、最後のエピソードをまとめ切ったのは良かった。大団円で好みの終わり方。

推しはロデリック。なんかありがちなのにロデリックのエピソードで若干感動したので悔しい。

 

おかしな転生

なろう原作。ゆるい転生もの。こういう他愛もないのが好き。

お菓子職人が、お菓子作りコンクールの最中に倒れてきた砂糖菓子に押しつぶされて転生というフォーマット通りの転生の仕方からスタート。

お菓子要素はそこそこだったが、そこにかける情熱、要所要所でのお菓子の意味合いが練られていてよかった。

政治や領地経営が絡む話は個人的に好みなので、その点もよかった。
貴族や王族同士 大人のあれこれに子供らしくない子供としてズバズバ切り込むところが見どころ。毎回レーテシュが痛い目に遭うのがおもしろい。

特別なスキルは転写、という名の何でもありのコピー能力。お菓子あんまり関係なくないか?と思いつつ、転写だけでなんとかするわけでもないところが良かったかな。

ゆるい転生ものはいくらあってもいいですね。

 

自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う

ラノベ原作。こちらも転生ものだが、

自販機オタクが、輸送中の自販機に押しつぶされて転生というフォーマット通りの転生の仕方からスタート。ん?聞いたことあるぞ。

しかし、転生先は自販機そのもの。この圧倒的ビジュアルの出オチ感がすべてのアニメ。
自販機の心情語りがメインで話が進む。でも外界とは「いらっしゃいませ」をはじめとする自販機の発する音声でしかコミュニケーションがとれないという鬼仕様。

でもラッミスとは「いらっしゃいませ」=Yes 「残念」=Noとして意思の疎通ができてしまうという。これに関してはラッミスが天才。後から出てくるヒュールミも適応力と理解度が半端ない。そのうちもっとコミュニケーションとれるようになるんじゃないのか…?

いろんな自販機を駆使しして戦いをサポートするのが面白い所。飲み物だけでなく食品は大抵揃うし、ドライアイスも風船も自販機があるし、高圧洗浄機も確かに自販機だ。自分の形状が変わることを活かしていくのも微妙に考えられている。

そして自販機をパワーだけで担いで運ぶラッミス。ちょいちょい笑いを挟むのも面白い所。というか絵面がずっと自販機だからずっとシュールではある。

推しはヒュールミとシュイ。どちらも頼れる。この二人が好きだっただけに、ラストはヒヤッとした。

なんと2期制作決定。このまま走り続けてほしい。絶対見る。

 

Lv1魔王とワンルーム勇者

日常コメディ+ちょいバトル?

世界を救った後に、スキャンダルを起こして自堕落ダメおじさんになってしまった勇者マックスと、勇者に倒されたあとちっこい姿で転生した魔王の日常ドタバタ劇。

勇者マックスのダメさ加減が面白い。
日々のだらしない恰好から、生配信に挑戦した時のたどたどしい喋り方まで、何から何までダメ。
でも、これが魔王を倒した後社会から必要とされなくなった勇者の悲しい姿なわけで…哀愁すら感じるところ。

そして時々見せるマックスの勇者らしさが、ギャップがあってかっこいい。
後半にかけて日常→非日常に巻き込まれていく。元仲間のフレッドとレオとの戦闘がしっかり描かれているのが高評価。

そこにツッコミとしての魔王(CV:大空直美さん)がアクセントを加えている。
魔王自身もなんとなくポンコツ感はあるが、実はしっかりしているため、こちらもギャップを感じて面白いキャラになっている。

 

実は俺、最強でした?

なろう原作。転生もの。

転生して魔力レベルが数字上最弱と判定されたけど、実は上の方の桁が見えてないだけで、実際は最強でした、ってなかんじ。

目指すべきところはスローライフ、なのだがフレイヤ妹のシャルに振り回されたり、政治に巻き込まれたりして勧善懲悪やったり学校に行ったりする羽目になる。
ダークヒーローとしての姿が完全に『コー〇ギアス』のそれで笑ってしまった。

妹のシャルがひたすら可愛い。あざとさマックス。
だんだんとアニメオタクになり、厨二をこじらせ、となっていくが実はめちゃくちゃ優秀な妹。EDのエビフライ着ぐるみのもっちりイラストも可愛い。

OPが爽やかで個人的には好き。アニソンらしいがポップで元気がでる。

何かしれっと終わったので続きやる気があるのかもしれない?

 

てんぷる

正統派エロコメエロコメに正統派とかあるのか?
でもエロコメっていう時点で見ない選択肢はない。

煩悩に悩まされる赤神君が出家した先が尼寺で、煩悩まみれのハーレム生活を送りながら修行することになりました、という何ともバカな設定。

ハプニングの連続で、ツッコミ不在でゴリゴリ勢いで進んでいくのが面白い。
強いて言うならツッコミは赤神自身だが、いつも煩悩と戦って死にかけている。

で、他のキャラも割とみんなトんでいるので、絡みも面白い。
正統派で影での努力量は半端ないがバカがにじみている結月、元気でまともそうだがやっぱりバカがにじみでている月夜、姉二人ほどではないが無自覚でぶっこんでくる海月の三姉妹。そこにキャラが徐々に崩壊していくミア、腹の中に色々抱えているものの手段がやりすぎなカグラ、というイカれた5人組。

赤神君が純粋に頑張ってなんか感動的になってしまうところも含めて笑いの詰まったアニメだった。

 

デキる猫は今日も憂鬱

今期癒され度No.1!

今期GoHands制作の1枠目。とにかく癒された。うちにも諭吉みたいな猫がいたらなー!

まずはやっぱりアニメーションがすごい。ヌルヌル動くし、ふとした風景描写とかが日常感を増していて素敵。光と影とかもちゃんとしている。

台詞表示合わせて諭吉の語りがいい味出している。
できる猫の「○○なのだ!」という言い切りが、自慢げでほっこりする。

さくさんは基本ダメな人間だけど、外ではしっかりしているし、常に良い人感がにじみ出ている。諭吉が世話をしてあげたくなるのも分かる気がする。
というか、さくさん結構やり手OLだぞ。ペットも飼ってるしかなりいいとこ住んでるぞ。

推しは優芽ちゃん。諭吉と2人(1人と1匹)で映っているカットが可愛すぎる。
「UMYU-Sea」のガチオタクなところもいい。(←ウミウシ系アイドルだって。このアイドルの名前もいいよね)

 

好きな子がめがねを忘れた

今期GoHands制作の2枠目。こちらも癒され系。

天然キャラの三重さんがいつもめがねを忘れる。というアニメ。そのまんま。
その可愛さにやられつつも、自分を戒める小村君の語りが面白い。いかにも中学生らしいところ。

三重さんが目をぎゅっと細める顔が癖になる。そしてたまにめがねを忘れなかった回の普通な三重さんとのギャップも良い。

画がヌルヌル動く。
ふとした校舎や風景のカットが挟まる。日常感の演出に一役買っていたと思う。これがGoHandsらしさなのか。

EDはオーイシ&キャラソン
めがねのアニメなんだったら、オーイシマサヨシを持ってくるのは当然のチョイス。
キャラの合いの手がとても可愛い曲。サビ前のFooo!というのが元気が出る。

Twitterマンガ原作だったらしい。そちらは知らなかった。

 

アンデッドガール・マーダーファルス

今期dragon好き度No.1!

久々に見たちゃんとしたミステリー。こういうのこそミステリーと称するべき。
ものすごくお勧めしたい。個人的好みが詰まりまくった作品。

「不死」の鴉夜と鬼の血交じりの真打津軽、メイドの静句の<鳥籠使い>一行が、鴉夜の体を取り戻すために謎解きの旅をする。

話はファンタジーだが、しっかりとミステリーとして成立している。謎のトリックはファンタジー叙述トリックに頼ったりしない正統派の純ミステリーと言うべきもの。ここが本当に好印象。

そして出てくるキャラたちは、吸血鬼、人狼と言った古今の怪物たちから、シャーロック・ホームズ&ワトソン、アルセーヌ・ルパン、切り裂きジャックオペラ座の怪人アレイスター・クロウリーまで。
しっかりレストレードやガニマールも出て来るなんてとても凝っている!

「M」と書かれた杖を持った黒幕。当然この「M」、ここまで来たら一人しかいない。
舞台がイギリスに移って惜しみなく出てくる実在・架空の有名人たち。鳥肌が立った。
それぞれの勢力が互いの手柄と目的のために入り乱れてのアクションシーン。ロマンたっぷりで本当に好きだった。

鴉夜と真打津軽のキャラが全く負けていないどころか、主役としてしっかり際立っているもまたすごい。津軽の落語調の台詞、洒落を吐いて「バカなことを言うな」と鴉夜が返す。会話のテンポも心地よい。

OPはなんとK-POP。CLASS:yの「Crack-Crack-Crackle」。歌詞は日本語。
アップテンポながらダークな雰囲気もある。映像もかっこよくまとまっていて、文句なく今期OP部門ノミネート
EDは映像が面白い。ひとつながりになっているような映像で、白黒の街並みとキャラが印象的。歌も素敵だから一見の価値あり。

続きが見た過ぎる。というか、同じ雰囲気の作品がもっと見たい。憂国のモリアーティ』とかが好きな人は絶対に好き。

 

七つの魔剣が支配する

今期OP部門、dragon好き度部門ノミネート。

しっかりファンタジー。ダークな世界観。
魔法学園で生徒たちが成長しながらも、学園の闇の部分が日常を蝕む。やってることはまるで「ハリー・ポッター」。

オリバーは復讐という芯を持ちながらも、仲間との関係に重きを置いている好印象な主人公。

様々な出自、特性のキャラが登場するのが面白い。
当然それぞれの出自故のごたごたがあり、衝突がある。ここをしっかり描いてキャラを掘り下げていくのが、現実味があってよいと思う。

音楽がかなり凝っている。オーケストラBGMがかっこいい。
OPの「剣花」は6拍子で荘厳な雰囲気。映像もきれいでベストマッチだった。OP、ED、劇伴全編通して夢見クジラさんという方が担当されている。好きになったので引き続きウォッチしたい作曲家さんである。

推しはミシェーラ。お嬢様で常識人。戦えばかっこいい。
オリバーとナナオについていける唯一の存在。2人についていくことになる展開が、分かってるなって感じ。

15話構成でたっぷりしていたので満足感は高いが、ぜひ続きが見たい!
これはさすがに続き作るんじゃないの…?

 

夢見る男子は現実主義者

ラノベ原作。ちょっと不思議なラブコメ

ヒロインの夏川にご執心だった佐城が、少し(というかだいぶ)距離をとるところから始まる。「出会って別れてまた出会う」構成の最初の「出会って」が省かれているような感じ。

意外と淡白に進んでいく印象。この辺り原作勢によると、原作だと佐城のモノローグが多いので心情→行動が分かりやすいが、アニメだと心情表現が少ないため唐突に感じるらしい。

確かに唐突な行動が多いような気がするが、それ主人公から見たヒロイン達も同じこと。
佐城姉とかいきなり厳しいことを言ってくる、なかなか激しいキャラに見えた。台風みたいなキャラ。
一ノ瀬さんも何を考えているのかが分からない、奥深いキャラだった。そこに歩み寄っていく佐城の優しさも際立っていたし、一歩引いたキャラの見せ方としてこれはこれでありだと思った。

浜松市が舞台とのこと。言われてみれば浜名湖っぽい景色も多かった。

OPの構成がオマージュ?(パクリ?)だったらしい。ラブコメらしい画面だと思っていたら、結構がっつり似ていたので比較動画を見て驚いた。

推しは…と言うほど感情移入しやすいアニメでもなかったけど、芦田で。スポーツ元気少女に悪い子はいない。

 

AIの遺電子

ヒューマノイド版のブラックジャックみたいな感じ。
治療に来たヒューマノイドを治したり治してあげなかったりする。

単発のエピソード×2で毎話構成される。
話としてはヒューマノイドがありふれた世界で、まあありそうな論点を提示していくという感じ。人格のバックアップを取るのは違法だとか、人間は成長するけどヒューマノイドはしないのかとか。

そして考えさせるだけ考えさせて話の結論を出さないことが多いのが特徴。
考えさせるって言うのが主題なのか…?とも思うが、メッセージが解釈できないものが多かった。消化しきれていないので、意見を求む。

あなたの心に刺さるエピソードが1つでもあればいいですね、という勧め方になるのかな。

 

うちの会社の小さい先輩の話

原作漫画を見たことがあるので、アニメ化が嬉しかった作品。

まあわざとらしく可愛い先輩を愛でるアニメ。そこがいい所。もう可愛いねーってだけで押してくるのもいい。

原作の良さをそのままに、親しみやすくなっていた気がする。
主任や姉のしれっとぐいぐい来る感じとか、ネコ耳先輩姿とか、モチモチしたキャラ描写とか。見た瞬間に可愛いね、となる感じ。

これは主任目線でにやにやとみるのがいい作品。感情移入するという作品でもない。

推しは早川さん。まじめツッコミ枠。コスプレエピソードはじめ、メインで出番も多くていいキャラ。主任はあんな感じだけど、頑張れ早川さん。

引き続き原作はちょこちょこ読んでいきたい。

 

ライアー・ライアー

頭脳戦。いや、頭脳戦コメディと評そう。バカアニメの類としてゲラゲラ笑いながら見ていた。

頭脳戦で星を奪い合う学園で、固有の星の効果で星の数をごまかして、学園トップに君臨することになる…みたいな話。

ノーゲーム・ノーライフ』的だが似て非なるものである。
まずもってゲームルールが複雑。勝利条件もフワフワしているし、果てはその勝利条件すらも後出しで書き変わる。究極の後出しじゃんけん。いやいやそんなのありかよと。
頭脳戦の皮を被ったバカアニメである。

そしてこの大げさなことを大真面目にやっていることがまたシュール。

OPはアニソンらしくて良かった。

 

わたしの幸せな結婚

高クオリティ!小説原作アニメ。

線の細い絵で最近のアニメって感じ。

美世本人の内面を描きつつ、周りのごたごたに巻き込まれていく話。前半は美世のうじうじした感情を魅せ、後半は異能バトルっぽくなる。

ハラハラ展開を時折混ぜつつ、美世の過去に迫っていくという構成。静的な画が多いながらも展開は割と急なので、飽きは来なかった。

何しろこのアニメは顔がいい。久堂清霞というキャラが完成されている。かっこいいツンデレ。ゆり江さんとのやりとりがいつもほっこりする。

EDのアニメーションもなかなか良かった。

 

ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~

今期OPNo.1!

ストーリー良し。音楽良し。ゲーム原作の中ではかなり成功の部類だと思う。

ストーリーはライザの成長を描く。
一見陽気で向こう見ずに見えるライザだが、しっかり頭を使って一人前を目指す、無謀に見えるが無謀ではない姿が高評価だった。

変身バンクならぬ錬金術バンクが入ることで、あまり動きのない話にも華があった。
とはいえ結構バトル描写もあり、良く盛り込んだなと言う印象。

途中に必ず太もものカットが入る。『勇者が死んだ!』的な太もも押し。なんか全体的にむっちり太ももの印象しかない。

OP「ゴールデンレイ」は今期OPの中でも良曲。元気が出る踊りだしたくなるような、口ずさみたくなるような曲。
世界観にも合っていたと思う。

アトリエシリーズはゲームも触ってみたい気もするな。

 

シュガーアップル・フェアリーテイル

1クール目はなかなか苦しい話が多かったが、2クール目は落ち着いて砂糖菓子を作れるのかな…?

見終えたので振り返り。
画はめちゃくちゃ好きだし、話の雰囲気も好き!

1クール目はアンが銀砂糖師になるまでのあれこれ。
ジョナスがひどいやつ過ぎてなかなか苦しい展開だった。
短編が連続する旅形式の展開が多かったが、今思えばキャラを出し切るというのが第1クールの目的だったのかなと。

そして第2クール。ペイジ工房派の職人頭として工房の立て直しと、シャルを取り戻すという目的のため働く。
ここはペイジ工房のところが一貫していてよかったかなと思う。グラディス関連の話はきつかったけれども…
グラディスの何を考えているか分からない様子からの変わり身、気持ち悪い怖さが引き立っていた。そしてあんなにつんけんしていたシャルがアンにべったりでグラディスにしっかり立ち向かう。1クール目のツンツンぶりから、2クール目で壮大にデレるという大きなフリだった。

最後の砂糖菓子のスケールでうまくまとめた感が出ていた。
そしてこれからだエンド。

何よりこのアニメは顔が良い。キャラデザインが美しいので、そこだけでも癒された作品だった。

推しはナディール。ペイジ工房の砂糖菓子職人はあまり掘り下げがなかった印象だが、心強い仲間として場を盛り上げていたと思う。
他にはエリオットとオーランドが印象的だった。この辺りは活躍するしキャラもたっていた。

続きって感じでもないか。これはこれで。

 

視聴途中のアニメ

あやかしトライアングル

放送再開!(まだ再開してから手を付けられてなくて悲しい…見たいとは思っているのです。)

原作が最近完結したらしい!アニメの面白さ次第では読みたいところ。

 

境界戦機 極鋼ノ装鬼

(見てる判定だが、途中で止まっている。切る…かもしれない。境界戦機を一応見てただけに、見ておきたいとは思っている。)

 

 

来期以降続くアニメ

Helck

「続く」に入れているが微妙に追いつけていない。フェードアウトしそう…
話はあまり見たことがないタイプ。現時点ではファンタジーでもあるが、謎も多く不穏な感じに見えている。

 

ダークギャザリング

見た目はカジュアルだけど、結構ホラーだったのでギャップに驚いた。
怖いというか、ぞわっとする気持ち悪さが表現としては近いだろうか。

これから悪霊を集めて強敵に立ち向かうらしい。なんか急に少年漫画っぽくなったな…?悪霊との友情、努力、勝利ってことで(適当)。

ありがちだが、詠子が一番怖いかもしれない。やっぱり一番怖いのは人間だよね、というメッセージがホラーにはつきもの。

 

ひろがるスカイ!プリキュア

キュアマジェスティ!エルちゃんとの変わり身が急すぎてあまり入ってこないが、まあプリキュアになるよねって感じ。

『映画プリキュアオールスターズF』も見てきたのでこの場を借りて。大半分からなくても感動するんだから、歴代プリキュア分かる人は本当にすごいだろうなと。本当に全部出すんだと感動。

ちびっこたちはバトルシーンとか目の前のお話に単に興奮していたという感じだが、周りのママさんたちが号泣してんの。背後にある20年に泣かされてるって感じ。

プリキュアは世代が2周目に入ったコンテンツ。この先もずっと続いてほしい。

 

逃走中 グレートミッション

一応見続けている。異能バトルものっぽくなってきたがこの先どうなるんだろうか。
毎回逃走中参戦キャラが微妙に変わっているのがすごい。

毎回思うけど信楽たぬき男は何者なんだよ。「謎の逃走者」とか他に出てきたけど、たぬきの方がよっぽど謎だよ。ぜひこのままマスコットでいてほしい。

 

ポケットモンスター (2023)

ガラルファイヤーとか、どんどん伝説のポケモンが出てきてそんなペースでいいんですか?って感じ。
これまでのアニポケとは全く違う何か。

リコは自己言及が多いけど、ロイはまだ外しか見えてない印象なので、掘り下げに期待。

 

呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変

今期覇権!
というか、今期覇権にしておかないと、来期には枠がないのである。(「来期の話」で後述)

懐玉・玉折編のクオリティがとても高かった。
原作再現度も高かったし、爽やかな青春から、玉折への急転直下。夏油の闇落ちの描かれ方が、アニメで破壊力が増していた。

信者の拍手と雨音のリンク、九十九から告げられる呪いのない世界の構築方法、最高で最強だった夏の終わり、急に暗くなる雰囲気が、アニメらしかったと思う。

さて、続く渋谷事変は戦闘の連続。見ごたえのあるアクションシーンを期待している。

 

無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~

素晴らしいクオリティのまま走り抜けた。ありがたい。

学園編で動きがすくないところが多かったが、そこは序盤の泥沼編でフォローが効いていた。学園編は動きじゃなくて、出会いや交流で魅せるところだからね。

これからもっとキャラとの絡みは増えていく!楽しみ。

推しはザノバ。まだまだ学園のキャラにはいろいろあるので楽しみ。
そしてロキシー…!

 

ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~

今期アツさNo.1!

さすがにここまでの社畜にはなりたくないなーと思う今日この頃。

OPも元気が出る感じだし、画も鮮やかで明るい。話の展開も前向きだから、まさに疲れた大人向けの励ましアニメって感じ。

ゾンビランドサガ』とコラボしたのはナイス!「ゾンビィ」クレジットににっこり。

 

魔王学院の不適合者Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~

なんとなくまだ追いついていない。中断もあったがこのまま走りきってほしい。

圧倒的パワーでなんとかする話が面白かったところだと思うが、今回はその前振りが長い。まだ見ていないオチの部分に期待したい。

 

おわりに:夏アニメのまとめと秋アニメの話

重厚な原作でぶん殴ってきた期待通りの『呪術廻戦』『無職転生』。『ホリミヤ』『スパイ教室』もなかなか良かった。

個人的には『アンデッドガール・マーダーファルス』『七つの魔剣が支配する』『デキる猫は今日も憂鬱』が好きだった。ハイライトはこんなところでしょうか。

今期、『白聖女と黒牧師』『レベル1だけどユニークスキルで最強です』『贄姫と獣の王』は途中で切りました…何がダメと言うわけでもないので単純に時間不足…
諦めるのを罪のように感じるのも良くないとおもいつつ、見られるものは全部見る精神にも限界を感じる今日この頃。

他には、『死神坊ちゃんと黒メイド(第2期)』独占配信だったものが配信解禁されたので見たいが気持ちある。優先度低いけど、せっかく1期見てたから見たいんだよなー。こういう2期に備えてここまでやってきたわけよ。

政宗君のリベンジR』は手を付けられず…1期追いきるのもまた難しく…
バンドリ、ラブライブ関連もあったが触れなかった。アイドルものを1個見といてもよかったな…

 

と言っていても仕方がないので、すでに始まっている秋アニメの話を。
すでに見てはいるがラインナップがやばくないか?怪獣大決戦って感じ。

『葬送のフリーレン』『薬屋のひとりごと』は言わずもがな。

そこに『SPY×FAMILY Season2』『ウマ娘 プリティーダービーSeason3』『Dr.Stone NEW WORLD 第2クール』『東京リベンジャーズ第2クール』など覇権級続編が多数。ってか『呪術廻戦』も普通に年末まで続く。

盾の勇者の成り上がり Season3』『陰の実力者になりたくて! 2nd season』『聖女の魔力は万能です Season2』と、KADOKAWA勢も仕掛けてきた。

たぶん自分は前期を追い切ってからでないと見ないけど『進撃の巨人』『ゴブリンスレイヤー』『魔法使いの嫁』もある。

『アンデッドアンラック』『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』といった集英社新規(これらもそんなさらっと片付けていい作品でもない)に、久々にきららの『星屑テレパス』。

すこし外した続編だと『アークナイツ【冬隠帰路/PERISH IN FROST】』『『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima +』。個人的には『最果てのパラディン 鉄錆の山の王』。どれも1期を見ただけに見ておきたい。

流石に『キボウノチカラ~オトナプリキュア ‘23~』も逃せないか…

 

なにこれ。やりすぎです。ここに挙げてないけど新規もまだまだ見たいのあるよ…追いつかぬ…
はい。できる限り見ます。追い切れるか不安だが、こんなに楽しいことは無い。

 

今期何を見ているかとか、教えてくださると嬉しいです!優先して見ます。
ぜひコメントおねがいします。

 

皆さんのアニメライフがより良いものになりますように。
それでは、また。

 

*1:たとえばこのコーナー自体も、ハクタクが「古今の魑魅魍魎に詳しい存在である」という前提あってのもの。「白沢」「白澤」「ハクタク」って聞いたことはあったけど、それが何なのかは全然知らなかったもんな…

*2:(『無職転生』の「泥沼」的なね。)