dragonのアニメ語り(仮)

新作アニメを大体全部見ている人の振り返りブログです

2023春アニメ振り返り

【本記事は、2023春アニメをたくさん見ている人が、春アニメを振り返る記事です】

皆さんこんにちは。dragonです。

新たな生活環境になって、早くも3ヶ月。自分の最近のエンタメライフはというと、まとまった時間が取れないゆえにゲームからは足が遠のいています。
代わりに、通勤時や朝と夜の隙間時間にアニメを見て栄養補給しています。

前にも述べましたが、忙しさを言い訳にせず、エンタメには触れていきたいところです。

さて、この度アニメレビュー同人誌「Fani通2022下半期」にアニメレビューの評者として参加いたします!コミケとか出るとのことですので、ご興味あればぜひお手に取ってみてください。ちょこっと宣伝でした。

まーた若干遅れ気味だけども気にしない!ということで2023春アニメ振り返り行ってみよう!

 

今期の振り返り

今期はやけにラブコメが多かった気がする。
ギャグ寄りものから、青春に全振りしたものまで、幅が広かったと思う。

やっぱりシーズンによって偏りがあるものだ。
新作も原作ものも、ジャンルも何もかもベストバランスなシーズンってなかなか難しい。

dragonのオススメには○○No.1!と赤字で書き加えています。赤字のある項目を見るとオススメを押さえることができます。
気になったら是非見てみてください!

8/6 『異世界ワンターンキル姉さん ~姉同伴の異世界生活はじめました~』『勇者が死んだ!』について追記しました!

 

ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP

ウマ娘の配信限定アニメーションついに来た!今期アツさ部門No.1!

まずは全体の構成について。クラッシック3冠に寄せた素晴らしいまとまりだった。これ以上は間延びするし、そこで切ったのは素晴らしい。
トプロの心の落ち込みから、最後はみんなに応援されて、振り切れて菊花賞へという王道構成だった。
構成はアニメ2期と似ているな、という印象。まあ、ピッタリな史実を引っ張ってきたことをほめるべきだと思う。競馬って奥が深いね。

結構印象的だったのは、テイエムオペラオーが脇役的ポジションに徹していたこと。初期からいたキャラだっただけに、オペラオー押しがあっても良いかなと思ったが、あくまでトプロとベガの話なんですよ、というのが好印象だった。

展開の仕方に胆力を感じた。配信サイトで配信はしつつも、普通にYouTubeで配信していて、本気で話題形成しに来ているんだなと。

アニメ外の話だと、ガチャにトプロを出せ!と盛り上がっていたが、いつか出せばいいのよ、そんなものは。出たら自分も含めどうせみんな引くんだから。

推しは3人の中だとナリタトップロードで。以前からオペラオー割と好きだったけど、これ見せられて委員長のことを好きにならん人はおらん(過言)。

 

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編

期待通り、圧巻の映像。今期作画No.1!

この映画並みの映像をテレビシリーズでやるってのは、テレビアニメの概念を破壊しに来てると思う。普通に上弦集結の部分は映画で放映したわけだし。

全体構成はあっさりしていた印象。というか、これまでの無限列車編と遊郭編の絶望感がすごすぎたとも言えるし、柱2人が流石に強すぎたとも言える。
痣が発現してからの圧倒的な力や、時透君と甘露寺さんのそもそもの力が際立っていたと思う。

半天狗が分裂した後のキャストはなかなか豪華で興奮した。特に、憎珀天(CV:山寺宏一さん)は恐ろしさと冷たさが際立つ名演だったと思う。流石ベテラン、演技の幅が広い。

玉壺も絶妙に気持ちの悪い感じが出ていて良かった。
玉壺と半天狗のコンビはこれまでの鬼より異形感が増していて、同情の余地なく真に滅殺されるべき対象として分かりやすかった。

今期の推しは玄弥。炭治郎が化物の域に達しているなか、玄弥の苦労が際立っていたと思う。というか炭治郎は療養も兼ねて刀鍛冶の里に来ているはずなのよ。本調子じゃなくてあれだからね。ちょっと玄弥に同情。

柱稽古編制作決定!これまで登場機会の少なかった柱が出てくるので楽しみ。
その先の無限城編はもっと楽しみ。作画の暴力が見てみたい。3-5年以内には見られるかな。

 

BIRDIE WING -Golf Girls' Story- Season 2

激アツゴルフアニメ完結!かなり好きだし面白い!

1期自体にまとまりがあったわけではなく、普通に2期が始まるという構成だった。

序盤、イヴと葵がバディで戦っている時が一番平和だったし、夢のある世界だった。「一緒にゴルフをする」が共闘という形で一つ叶い、それだけでもアツい。そしてそこからやっぱり戦わなきゃね、という流れになる。

その後は、イヴと葵の出自に絡めてショットが進化するというなかなか練られた構成だった。亜室との関係とか、なんとなくわかっていても、いざ描写があると驚くものである。

そして終わりの描写!上乗せにさらに上乗せしてきたそのアツい構成に脱帽。終わり方はしっかり救いがあって、個人的には大満足。
終盤にはこれまで登場してきた盛り上がるBGMが全部登場して、なかなか気分が高まった。

そしてやはり最後はOPの『Venus Line』で締めくくられる。1期から引き続いてだったが、爽やかさ抜群でハマっていた。
2期EDもしんみり終わる、EDらしい曲だった。楽曲はかなり良かったのではなかろうか。

時々露骨に入るバンナム要素にクスっとしてしまった。
このアニメは割と成功寄りなんじゃなかろうか。アニオリの難しさを感じさせない良いアニメだった。

推しはイチナイヴのことを葵の次に理解しているのは間違いなくイチナイチナなくしてイヴの成功はない。
ヨーロッパにイチナを呼びつける話は、イヴがあまり見せない人への信頼を表していてとてもよかった。

 

王様ランキング 勇気の宝箱

王様ランキングの新作。

新規アニメオリジナル。1期の補完に当たるようなエピソード+続きが少しという内容だった。小話集だったので、各回気持ちを新たに見ることができた。

キャラが多いだけに1期だけではどうしても掘り下げ不足になりがちだったが、それが今回補われた形。
個人的には四天王の掘り下げが嬉しかった。第7話がお気に入り。
ベビンもデスパーに師事していたとは知らなかった。まあ紹介状を書いていたくらいだからよく考えればそうなんだけれども。
そして、四天王が協力する話もよかった。互いに互いを認め合うライバル的立ち位置。強いおじさんたちがかっこいいアニメだよね、これ。

そして、デスハー&デスパー&オウケンの話がメインとなっていた。
この兄弟の過去とオウケンの闇落ちの背景が明かされた。一番知りたかったところだったので満足。デスハー王はやっぱり強いね。
これに絡めて王様ランキングの謎にも踏み込んで、映画につなげるという内容だった。

勇気の物語であったかは微妙だが、心温まる話が多い本作の特徴はそのままだった。
映画も話として盛り上がるといいなと思う。

 

東京ミュウミュウ にゅ~♡ 第2期

令和のミュウミュウの第2期。

1期はいちごと青山君がくっつくまでだったが、その続きとして普通に始まった。
いちごと青山君がべったりしているのがほほえましい。

一応各キャラに言及する構成だった。赤坂と白金についても過去が語られたのは良かったポイント。
中でも、れたす→白金の恋路もちゃんと描き切っていてすごいと思った。今期の中ではこの話が一番よかった。
そして、れたすをフォローするざくろパイセンの立ち位置がかっこよすぎる。

それぞれのキャラの注目回には、キャラソンも登場。歌も含め、棒読みっぽかった台詞が改善されたりと新人声優さんたちの成長が見られたのが良かった。

そして終盤は青の騎士の話。いきなり登場して誰だって感じだったけど、究極の戦いとしてまとめ切ってよかった。
終盤のいちごの絶望的な顔が印象的だった。瞳孔ガン開きの呆然とした表情はかなり心に来た。

推しはざくろ。大人キャラだし周りがよく見えている。ざくろ回ふくめ、能力の高さが際立っていた。
キッシュも好きなキャラだったなー。いちごへの執着が気持ち悪くもかっこよかった。
パイは終盤にキャラに似合わず激情しててドキッとした。

話としてきっちり終わってしまっただけに、もう続きはないんだろうな。ちょっと残念。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2

この話終われるのか?と思ったらちゃんとまとめてきてすごかった。流石ガンダム

スレッタを軸にしつつも、それぞれ主役級の深さを持ったキャラを集結させた、オールスターアニメのような、オムニバスのようなものに感じた。

まずはグエル。話の中では一番キツイ目に遭っている。しかしそれを乗り越えて舞い戻ってきたのにはなかなか感動。ミオリネとのお互いに通じ合った感じがまた良かった。

今期の黒幕シャディク。語られていないが、話の外でキツイ目に遭っていたのはこいつかもしれない。女子を侍らせている感じとか、悪者っぽくて良かった。

エランも面白いキャラだった。1人ではなくてそれぞれに個性はありつつも、なんか一歩引いた感じというか、どうでもよくね、という気持ちは一貫していた。
それでもちゃっかり最後にもっていく感じが、冷静なキャラ感が出ていてよかった。

まだまだ語りたいけど、最後にミオリネとスレッタ。
ミオリネから見捨てられたスレッタと、地球で策にはめられたミオリネ、それぞれ絶望している様子がなかなかきつかった。1期では2人べったり一緒にいることが多かっただけに、対比もかなり効いていたと思う。

最後は共依存的なところから脱して、個として最終局面に向かい、最終的にまた元の関係に戻る(出会って別れてまた出会う)定番構成になっていてかなり盛り上がったと思う。

人生初のガンダム体験はかなりいいものだったと思う。
そのうち他のシリーズも触ることになりそう。ファーストくらいは見ときたい。

 

くまクマ熊ベアーぱーんち!

ゆる転生アニメの続編!かなり好き。

5月頭の徳島マチアソビのステージで制作裏話を聞くことができ、期待を高めて見ることができた。制作サイドのオススメ話数とかを聞けて、その話が楽しみになったりした。

とにかく可愛い押しの映像で、今期もゆるさ全開だった。
今期はユナがあちこち飛び回っているのが印象的だった。あちこちで前期登場したキャラが出てきて、問題に巻き込まれたり、くまファンの好き好き攻めに遭ったり。

全編通してくすっと笑える描写が差し込まれている。ユナがメタっぽいことを低い声でボソっと言うのが効いている。

今期は食べ物ネタも多かった。前期のプリンに続いて、くまさんパンケーキ、ショートケーキ、最後の展開も料理がカギになる話だったし、見ていてお腹が空いた。
特にくまさんパンケーキが食べたい。

推しはミサことミサーナ。ノアやフローラのようなコッテリとしたくま好きというわけではなく、控えめな感じが好き。
付け加えると、このキャラごとの静と動が作品のメリハリを作っているなと思う。主人公のユナが静側なのも珍しい。

続きがあっても全然いけると思う。1シーズンに1本欲しいタイプのアニメ。

 

トニカクカワイイ 第2期

第1期の続き。結構好きだったやつ。

キャラクターが増えて賑やかになりつつ、イチャイチャは一歩踏み込んだ(というかエッチな)妄想に支配された描写が多かったので、ニヤニヤしながら見ていた。

温泉回かーと思ったら混浴とか言い出すし。

今期は時子が登場し、司の謎部分にもしっかり言及していた。直接的ではないけれども、みんななんとなくわかっているよね、というような謎の開示の仕方だった。
原作における続きではもっと直接的な言及になっていくのかな。

この辺、小出しにするやり方が上手くて、OPの描写もほのめかし満載だった。

そして星空もある程度承知の上で結婚生活を送っているという。ここが感動ポイントだった。ポンコツっぽいところもあるけど、結婚観念については本当に誠実だと思う。良いね。

推しは要。なかなか厳しいちょっかいをかけてくるが、要なくして2人の仲は深まらない。良いおせっかい焼きポジ。

なんと女子高編が配信決定!いきなり7月から全4回とのこと。楽しみ。

 

久保さんは僕を許さない

中断していたが再開!無事放送されてよかった。

恋柱と霞柱の恋路、、、じゃなかった。久保さん(CV:花澤香菜さん)と白石君(CV:河西健吾さん)の恋路を描く。
(放送的に鬼滅と同時期の放送は避けたかったはずだよなー。声に引っ張られるのよ、どうしても。)

キャラクターの溶けてる顔が頻繁に出てきて可愛かった。ポップさに振れているラブコメと言う印象。

白石君が周りから気づかれないという設定はファンタジー気味でもあるのだが、そんな中で唯一気付いてくれる久保さんの特異さが際立っていた。

個人的には久保さんの取り巻きズが好き。葉月と玉緒っていうんだ。名前はあまり出てこなかったか。白石君のことを座敷童か何かだと思っている。

普通に続きやってほしい作品。

 

【推しの子】

流石に今期覇権!

まずは第1話90分の仕掛けから。
映画館でも放映されていた本作、話題形成がばっちりだった。

原作を読んだことがなく、事前情報なしで挑んだのでそんな話なのか!という驚きがあり、とても引き込まれた。アニメで鳥肌が立ったのは久々である。
第0話的な立ち位置というか、本筋の前の話だったが、アイのレジェンド性がすごくよく伝わっていたし、強いフックになっていた。

鬱々とした話が多いが、それを解決させたときのキメの爽快感がすごかった。
瞳の星が映り込むカットがやはり印象的。

あかねの話は見ていてかなり辛かった。芸能界とか現代社会の闇が出ていて、視聴者がついてこれてるのかと少し心配になったり。
でもそれ以上にアツい展開があってよかった。本編に被ってくるED『メフィスト』のイントロがワクワク感を増していたと思う。

音楽について述べると、OP『アイドル』はものすごく話に寄せて作られたんだろうなと感心した。
『アイドル』も歌うには難しい曲だが、ED『メフィスト』は人の領域を超えている。1.5オクターブ跳ぶメロディには自分の耳を疑った。

推しはあかねで。表には見せないがとてつもない才能の塊。味方として強すぎる。

当然の2期制作決定。もう2期の先すら決まっているかもしれない。

 

僕の心のヤバイやつ

見ていて叫びたくなるラブコメ。なかなかgoodなアニメ。

思春期全開。そして厨二全開。
山田への好意に素直になれない市川だけど、本当にこれで良いのだろうか、という本心が見え隠れするところがリアルである。

はじめは山田への理解が一方的で、から回ることが多いが、直接的なやり取りが少しずつ増えて行って、現実が見えるようになってくる。

自分を客観視できるようになった描写の最たるものがイマジナリー市川である。最初は笑ったが、なかなかうまい描写だなとも思った。
総じて心情変化の描写が巧みである。

クラスのかわいい子にひっそりあこがれる冴えない男子、までは結構世の中に存在すると思うので、共感もしやすかったと思う。かく言う自分もである。
山田からの好意は、まあ現実にはそんなに起こらないかもだけど。

推しは小林。ちっこくて可愛い。そしてチョロい。
あと、関根は見た目に反してかなりいろいろ考えてしっかりしている。惚れた。

さて、24年1月より第2期放送決定!とても期待している。

 

地獄楽

こちらも話題作。当然のMAPPAクオリティ。

処刑人と罪人のペアでのバトルロワイヤルかと思っていたら、神仙郷が異常すぎて共闘へというお話。だんだん人が集まってくるのがアツい。

世界観が絶妙に気持ち悪く、緊張感がある。仙汰も言っていたが、世界観や宗教観がごちゃ混ぜで、異様なものを混ぜてもっと異様なものができちゃったという不思議な世界だった。
そこに侍や忍など日本の見慣れたものが際立っている。

映像について。鬼滅然り、日本刀はやっぱり映える。血しぶきが結構出てくるので泥臭いけどスカッとする戦闘描写が多い。
氣(タオ)とか表現が難しい(概念もよく分からないが)勝ったと思うが、気を纏っているイメージで表現していて頑張っているなと思った。

やっと神仙郷について分かってきたと思ったら、今度は画眉丸謎めいてくるという。佐切とのダブル主人公形式だと思うが、片割れの画眉丸が急に不穏になったので、スッと佐切の方に視点移動できた。
この辺り、佐切と画眉丸の視点切り替え&感情移入しやすさがすごいと思ったり。

推しはヌルガイ。成長のスピードが著しすぎる。というかキャラ全員成長度合いと環境への適応が半端ない。

当然の2期制作決定!まあやるよなって感じ。

 

スキップとローファー

漫画原作。なかなか良かった。
周りに見ている人、高評価の人が多かった印象。

美津未のニュートラルさが一貫していた都会らしいしがらみを一切気にせず(内心気にしてはいるが周りの人にはそう見えない)、一貫して純粋にものを言っているのがなかなか刺さった。

内面を語る描写が多かった気がする。ぐるぐる悩んで、最後はえいや!で行動できる美津未が素直にすごい。

それのおかげか、女子4人組の描写がなかなか尊い。腹の中では冷めていたミカも、最後には居場所として受け入れたのが良かった。

サブキャラもなかなか凝っていた。兼近先輩とか、風上会長とか、理想的に見える人でも裏ではいろいろあったんだなと考えさせられた。
まさに志摩君とかもそうだもんね。

各話タイトルがオノマトペで可愛かった。各話の雰囲気にもあっていたし。
全体的に無理せず可愛くまとまっていたのが好印象。

推しはミカ。最初はちょい冷めた立場だったけど、馴染めてよかった。
おしゃれとか、人付き合いとか頑張っているのにあまりうまくいかないのってキツイよなーとか思った。

 

山田くんとLv999の恋をする

漫画原作。

あんまり見たことない類のラブコメかも。ドラマみたいな設定。結構好き!

主人公の茜が賑やかで全体を通して楽し気。落ち込むときはめっちゃ落ち込むし、八茶けるときははっちゃける。
それに振り回されるのが山田君。なわけだけど、なんだかんだ付き合ってくれて、無表情だけどいい人感がにじみ出ている。顔も声もイケてるが、内面もかなりレベル高い。

構成もなかなかうまくて、しっかり着地してくれたのは好印象。
溜めて溜めて、最後に山田の笑顔がズドン!という展開は鳥肌ものだった。

キャラクターだけでなく、演出も小ネタが効いている。
パートの切り替わりのSEとの音ハメだったり、Cパートがしっとり系だったり面白系だったり。
後はお話のコンセプトであるゲーム内の描写と現実の描写の切り替わりでメリハリが生まれていたと思う。

推しは桃子。よく茜のことを見ている。報われてほしいポジション。
瑠璃姫こと瑛太君と茜応援体制になるところはなかなかアツかった。

良くまとまっているし、続きはあってもなくても。

 

江戸前エルフ

今期癒され度No.1!

日常コメディ。引きこもりエルフのエルダ(こんなのでもご神体)と巫女の小糸との日常を描く。

下町月島ののんびりとした雰囲気に終始癒される。
コメディっぽさも少しあり、デフォルメされたキャラのもっちり感や、エルフ達のダメさ加減にくすっと笑える。

大阪のエルフのヨルデは褐色ロリババアエルフ(CV:釘宮理恵という何とも刺しに来ている属性盛りまくりのキャラ。
金沢のエルフのハイラはギャンブル厨。CVは能登麻美子さん。巫女のいすずのCVは市ノ瀬加那さん。このペアなんかで見たことあるぞ。某水星の親子に結構引っ張られた。

どのキャラも賑やかになる要素ばかりで楽しげであった。
そんな中、引きこもりのエルダは割とパッシブかと思われるが、自己主張が強く、問題も起こしがちなので、全くキャラ負けしていなかった。

時々挟まれる江戸時代の知識は結構ためになるので、ちょっと豆知識も増やせる、そんな点も面白かった。

このアニメ、ご飯が美味しそうである。小柚子ちゃんの作る料理やもんじゃが美味しそうで!個人的な話だが、月島に遊びに行ってしまった。

OP『奇縁ロマンス』は和風で元気の出る曲。今期OP良かった部門ノミネート。

推しはコマちゃん。イケメン。
しっかり締めるところを締めてくれるツッコミ役。小糸もたまにボケに回るからね。

こういうアニメがたくさんあるといいな!続き全然あってもいいよ。

 

マイホームヒーロー

漫画を少し読んだことがある気がする。ちょっと期待していた作品。

最初のハラハラ部分が割とピーク。延人殺しをどうやって隠し通していくのか、どう筋を通していくのかがこの話の全てともいえる。

奥さんとともに修羅場に慣れすぎちゃいないか、と思うがそこは突っ込んではいけない。
普通だったはずの家族が、だんだん普通でなくなっていくが、それでも普通を装い続けるという異質さが面白かった。サスペンスというより、ホラーに近い。
そして一番存在がホラーなのは冴えないおじさんだったはずの鳥栖哲雄その人である。

アニメのまとまりとしては、そんなまとめ方!?と驚いた。なかなかえげつない。
漫画の方は多少展開が違うそうなので、アニオリだったのかな。

推しとかはないと思うが、恭一はおいしいキャラだった。演技もなかなか迫真だった。

続き知るとしても漫画でいいかな。

 

おとなりに銀河

ほのぼの日常ラブコメ。ちょっとファンタジー

ファンタジー的に付き合う必要があることになっちゃった二人のお話。
ファンタジー周りの設定はふわっとしているが、それを置いても二人がトニカクカワイイ(それ別タイトルや)

漫画家としての仕事や、家族とのしがらみでなんとなく大変そうなのに、それを見せない一郎と五色さんはとても大人だなあと思う。
でも楽しい時は本当に楽しいといった感じで、なんかいいなとほっこりできるアニメだった。

お隣さんとか、親戚、元アシさんとの関係も良好で、家族の関係だけに集中して見られたのも良かった。

一番の好きポイントはまちちゃん。推し。
一番大人だし、一番我慢しているのにそれを見せなかった。我慢しているのを見せない、押し殺した様子をうまいこと表現している名演だったと思う。素晴らしい。
最後にはちゃんと本心を打ち明けることができて、みんなハッピーで追われたのが本当によかった。これを最後に持ってくる構成力にも拍手。

あと、ふみおもいいキャラしてたぞ。

 

転生貴族の異世界冒険録 ~自重を知らない神々の使徒

ラノベ原作。コミック版を読んだことがあったので期待していた作品。

ゆるくてクオリティまあまあな異世界アニメで個人的に好み。今期だと『くまクマ熊ベア―』とかもその類。

全体的に、可愛らしくワイワイとした感じでまとまっていた。やりすぎ転生系なので、「やりすぎちゃった、テヘッ!」っていうのに対して、周囲から「さすがにやりすぎ!」と怒られるのがワンセット。この学ばない感じが、面白い所。

ステータスでぶん殴る系の話なので、成りあがるというよりは日常を過ごしながら進んでいく。
日常とはいえ、王女や令嬢を侍らせるし、学園に通いながら冒険者活動もするし。そして大人に詰られる。

最後はキャラを盛りまくって終結。最後ほんの少ししか出てこなかったが、魔王と魔王の家臣たちのキャストが豪華だった。魔王(CV:前野智昭さん)と魔王の妻(CV:小松未可子さん)のキャストが狙ってて笑ってしまった。

普通に続きがあっても堪えそう。

 

魔法少女マジカルデストロイヤーズ

アニオリ枠。割と問題作だと思う。面白い。

そう、面白いんだけど、どうしようこれ。とても言語化しにくい。
奇を衒ったアニメであることは間違いない。

ジャンルに疎いが、サイケデリック?全開のアニメ。OPとかがまさにって感じ。不思議な描写に驚いて引き込まれた。

話の筋としては、迫害されるオタクたちが魔法少女と戦うという話。
魔法少女たちがなかなか個性的なうえ、割としっかり変身+戦闘もあるので、バトルものとしての見方もできるっちゃできるか。

ファンタジー要素もあり、死なないマスコットとか、所々あれ?という違和感が散りばめられている。
次回予告が絵コンテなのは結構しゃれてるな、と思っていたら重大な役割があったり。
些細なところが侮れない類のアニメ。

意味解釈は考察記事に委ねるがちょっとだけ。
これってオタクを揶揄してんのか、オタク嫌いを揶揄してんのか、どっちなんだろう。と、いろいろ考えた末、どちらも小さい世界に閉じこもってんじゃないよ、というメッセージがあるような気がした。
それを一人求めたのがSHOBONだし、小さいオタクコミュニティに求めたのがオタクたちってことなのかな。とかいう浅い理解。

キーワードとして出てくる「好きなものを好きなだけ好きでいられる世界」が、理想的にも、空虚にも聞こえてしまった。

総合不思議な作品。OP、EDだけでも世界観が伝わると思うので気になったら見てみてほしい。

 

君は放課後インソムニア

漫画原作。今期dragon好き度No.1!

インソムニア(英語で不眠症)の中見と曲が、眠れないという秘密を共有しながら過ごす、青春ラブストーリー。

画も話もきれいで息をのんでしまう。見た後にため息を吐いてしまうタイプのアニメ。

画は何といっても満天の星空。石川県の田舎ののんびりした雰囲気と、街並みに星空がよく合っている。遮るものが何もなく、空気も澄んでいて星が輝いているんだろうという空気感まで伝わってくる。

ストーリーはしっかり進展していくラブコメという点で高評価。
天文部としての発足、秘密の共有から、夏祭りや観測会などのイベントを挟んで、最後に合宿を持ってきての着地。全体構成が完璧で感動した。

中見も曲も唯一の理解者に出会えて気持ちが外に向いてくるのがほほえましい。
周りの人も同じで、この二人のためなら、と協力的になってくる。バトルものではないが、周りのキャラが協力してくれるオールスター感も楽しめるアニメ。

落ち着いたOPが印象的だった。まあ元気いっぱいって感じのアニメでもないし、よく合っていたと思う。

推しは穴水ちゃん。一番男気がある。かっこよくてかわいくてちゃんとしてる。
ボーイッシュな女の子キャラ好きがち。

実写映画も最近やっていたらしいが全く知らなった。ちょっと悔しい。
何にせよアニメの完成度がとても高いので、ひとまずこっち見たらいいんじゃなかろうか。

 

女神のカフェテラス

女の子と共同生活する昔ながらのラブコメ

各ヒロインの特徴と、グダグダ言いながらもヒロインを観察している隼の様子を楽しむとよいアニメ。

まず流星(りほ)。社交性マックス女子。ツンデレ系で分かりやすく可愛い。

白菊。大人キャラでしっかりしている。が、アルコールにあまりに弱すぎる。一番ヤバいこと言ってるし、一番絵面がひどくなる。

秋水(あみ)。アホ女子。最初のPC破壊により、喫茶店経営がいきなりピンチに陥る。ヒロインになっている様子が全く想像できないが、これは今後かな。

桜花。服飾できる。隼とぶつかりがちだが、意外と奥手。

そして推しは紅葉(あかね)。クールなお姉さんキャラだが一番積極的。最終盤は紅葉を中心に恋が展開していく。

全体通して爽やかな印象でまとまっている。OPの『運命共同体!』も振り付けも込みで元気な曲。

秋水以外の好意が明かされる&隼側も好意をなんとなく自覚してここからが面白い所。
第2期制作決定ということで、楽しみな作品。

 

神無き世界のカミサマ活動

漫画原作。

異世界転生して神という概念のない世界で宗教を創始しちゃう話。
話・ビジュアル・その他ツッコミどころに事欠かない、ギャグファンタジーと言えるだろう。なかなか面白い。

基本はミタマちゃんを信仰する宗教ということになるが、主人公のミタマへの扱いがひどい。神の力に散々頼って搾り取っておいて、自分は信者にはならないという鬼畜振り。
他の神クラスの存在も出てきて、だんだんミタマの扱いがぞんざいになっていく。

画はなんじゃこりゃ。
モンスターだけCGで浮いてるし、現代文明の機械類(コンバイン)が登場した時には、キャラの顔を合成してまるでコラ画像のようになっていた。そしておそらくこれはわざとやってネタにしている。
平常時は普通にちょい劇画チックなアニメ画なだけに、あんなコラ画像味のするもの見せられたら笑うよそりゃ。

そして絵面。結構直接的に変態描写が出てくるし、色欲を操る存在も出てくるので、まあひどくなる。
それに合わせてキャスト陣もなかなかはっちゃけている。アルラルとか最初は良かったのに、終盤エロ漫画見て騒いでるだけになってたし。

OP、EDは各回の内容が盛り込まれた映像になっていた。EDのドット絵とか好き。

推しはベルトラン(女)。最初の威厳はどこへやら、どんどん女々しくなっていく様子が面白かった。

そんな感じで話はあまり入って来てないけど(ダメじゃん)、話としてはまだまだこれから。ギャグとして面白いので続きがあったら見たい。

 

カワイスギクライシス

設定出オチワンパターンギャグアニメ。
でも地味にバリエーションを感じて、最後まで楽しく見られた。個人的にはおもしろくて好き。

地球にやってきた宇宙帝国「アザトス」の面々が、地球の動物の可愛さに悶絶して死にかける。新たな動物に出会う度、新たなメンバーが地球に降り立つ度、毎回死にかける。そんな話。

可愛い動物たちを前に我を失う宇宙人たちと、自分の愛する動物を頑として譲らない地球人、それに冷静に突っ込んでいく華澄やリザ、この変わらないパターンが面白い。
当初はリザは狂う側だったのに、いつの間にか冷静に突っ込む側に回っているのがまた良い。後半もたまに壊れるけど。

出てくる動物は犬と猫に加えてウサギ、ハムスター、ハリネズミなどなど。時には動物園に行ったりする。
伊豆シャボテン公園アドベンチャーワールドが登場した。どちらも行ったことがあるので、登場して嬉しかった。やっぱりカピバラやパンダを出すならここである。

宇宙の動物たちの可愛さレベルが低いため、地球の動物の可愛さに耐えきれないという大前提がある。宇宙の動物たちは絶妙に気持ち悪い。キモカワの部類。

推しはラスタ。動物アレルギーで比喩とかじゃなく本当に死にかけているにもかかわらず、動物に向かって行く。そこまで好きなんだな、と若干引きつつ思った。

 

彼女が公爵邸に行った理由

とうとう韓国小説からのWEBTOON*1発でのアニメの流れが来たよ。

小説の世界の令嬢に転生してしまうという、ありがちな設定ではある。
特徴は、甘々ラブコメではなく、偽装婚約というバチバチな関係からお互いに意識していくというところ(まあこれもありがちではあるか)。

ノアは何を考えているか分からないし、ムカつく言動ばかり。確実にレリアナを困らせに行っている。その上顔が良いのでなおムカつく。
この辺り、レリアナの内面が良く語られて、ムカつく!ってなっているところが可愛げだと思うし、感情移入しやすい。
皮肉の一つでも言ってやろうと画策するレリアナと、余裕綽々のノアの対比が楽しい。

小説における死の運命から逃れようというのが本筋ではあるが、そのあたりがきっちり語られることは少ない気がする。『はめフラ』とかと比べて、既定のストーリーやイベントがふわっとしていて、より日常的な描写に寄っている印象。
ただし、この小説の世界とは微妙に違うような、レリアナにとっての「現状の分からなさ」が緊張感を生んでいるのも事実。自分がした行動が世界にどういう影響を与えているのか全く分からないというのもまた怖い。

推しはキース。ちゃんとした大人。

 

THE MARGINAL SERVICE

アメリカンなノリを意識した作品。アニオリ枠。
ちゃんとしたSFではあるが、全体の設定が笑ってくれと言っている。コメディと思って見るのもまた良い。

各話冒頭は、ブライアン(CV:宮野真守)の皮肉やジョークたっぷりな英語らしい台詞まわしの1人語りから始まる。

地球人では敵わないエイリアンに唯一対抗可能な謎の生物「境界人」を管理する機関のお話。基本は悪さをしている境界人たちを取り締まるという流れ。

そして毎回そんな落ちかよ!というのが多くて面白い。爆発落ちとかね。
全体構成としての落ちも、えぇ...って感じだった。なかなか笑わせてもらった。

アメコミらしい?と言うのか、爽やかにまとめようとしてるんだけど、なんかドンパチやることになるし、男臭い展開になる。
バトル時の恰好も、敵の様子も、なんとなくダサい。それがいいんだけど。

推しはサイラス。幸が薄いキャラではあるが、能力が高い。ライラとうまくいってほしい。

 

マッシュル-MASHLE-

最近原作が完結した、ジャンプ作品。
正統派?ギャグバトルもの。

魔法学校に魔法が使えないマッシュが筋肉で入学するという、力こそパワーな設定。
絶対に何とかなっていないのに筋肉でなんとかするところと、周りが「そうはならんやろ...」と引きつつ突っ込むところが面白い。

それでいてしっかりバトルは成立している。マッシュが本気を出してからが圧巻で、見ごたえがある。マッシュ以外は普通に魔法で戦っているので、変化もある。

マッシュの絶妙なポンコツ感と、たまにいいことを言うことのギャップがまた良い。『ワンパンマン』とかを彷彿とさせる。

一応魔法が使えないことは隠している設定なので、「ハムストリングス魔法」とかいうパワー(文字通りのパワー)ワードともに技を繰り出す。
面白がらせるノリではなくて、シリアスなバトル中に自然に出してくるので、雰囲気とのギャップで爆笑した。

推しはドット。一番うるさい。一番感情が表に出る。おもろい。

2期制作決定!どんどんやってほしい作品。完結したなら原作通読してもいいかなとも思っている。

 

異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~

ラノベ原作。

ラノベらしい世界観と、きれい系の画が特徴的。

ストーリーは割と欲張り。
異世界で修業&ありがちなイベントを回収しつつ女キャラを侍らせる。
現実世界に異世界のレベル概念を持ち込んでめちゃくちゃやってこっちでも侍らせる。学校生活を送りつつラブコメ風も一応やるという、なかなか盛りだくさんな設定。

話が異世界に来たり現実世界にきたりでコロコロ切り替わる。これが独特のテンポの良さを生んでいて心地よい。異世界での進展→現実世界での進展→また異世界にといった感じ。
現実世界での用事の合間に異世界に顔を出したり、その逆もあり、でなかなか忙しい。それだけイベントが詰まっているということでもあるので、飽きは来ない。

一応異世界ものなので、戦闘とか盛り上がりについて言及。滑らかな動きよりむしろ線の細いキレのある画で押してくるという印象。

OPかっこよさ部門ノミネート。『逆転劇』はアニソンらしい盛り上がりのある曲。オタク大好きなサビの転調がかっこいい。

推しは神崎さん。露骨に好意を見せている他のキャラと違って、冷静な感じ。
女キャラの中では一番まともだと思う。

話が異世界と現実世界の2軸なだけに描写不足感は否めない。どっちも掘りきってほしいので何らかの形で続きは知りたいところ。

 

僕とロボコ

今期面白さNo.1!

前期に続き大変笑った作品。

ジャンプは本当にネタに困らない。パロディをできる限り詰め込みつつも、キャラに個性がありすぎてパロディ頼りな構成になっていないのが高評価。

個人的に好きだったのはアイドル回からのくだり。微妙に伏線になっていてアンミカが出てきたりして、そんなとこで筋通さなくてもいいのに、とニヤリ。

次は30分アニメ化...をかっ飛ばして劇場版制作決定!いいぞ、このままいってくれ!

 

ワールドダイスター

メディアミックスプロジェクト。演劇のアニメ。
骨があって結構すごい。好き。

まずは普通に舞台で世界のトップ「ワールドダイスター」を目指す女の子が集まるところから始まる。

主人公のここなは静香と一緒に劇団に向かうわけだが、入団するのも演じるのもここなだけ。静香はただ居るだけという感じ。ここで、自分を含めたオタクの皆さんはなるほど?イマジナリーフレンドか、ここなにしか見えていない存在、もしかして亡くなっていたり?、といったんは思うわけだが。
しかし、普通に会話するし、周囲の人に存在も認知されている。この静香という存在は一体何なのか。
ここで、このアニメは集中して見ないといけないとギアを入れ直した。

舞台の上での特殊能力的なもの「センス」をそれぞれのキャラが持っており、舞台上でのキャラごとの特性の違いをうまく出していたと思う。
この辺り上手いのは、しっかりここなと静香に絡めて話を深めていく要素になっているところや、字義通りの演劇の「センス」論、才能論みたいなところにつなげていくところ。結構練られた構成だと思う。

映像は鮮やかめなキャラの配色が目を引く。
そしてなんといっても演劇のシーン。ここだけ作画がヌルヌル動く。力が入っていて見ごたえがある。
そこに声優さんたちの本気の演技が入って必見。「アニメのキャラ」が役を演じるというよりは、「舞台の役」の方に力点を置いたガチの演技に感じた。(自分は演劇素人なのであくまで感覚として。)

推しはカトリナ。よくできたツンデレキャラ。配役に恵まれず不遇だが、終盤のオーディション前のエピソードのインパクトがものすごい。
CV:天城サリーさんは最近注目の声優さん。他には『トモちゃんは女の子』のキャロルとか。今回は割とシリアス目なシーンも多かったので、振り幅が大きくてすごいと思った。

 

異世界ワンターンキル姉さん ~姉同伴の異世界生活はじめました~

漫画原作。ギャグ寄りアニメ。

ブラコン最強姉さんが、なよなよしている朝陽を助ける。そんでベタベタする。基本はこれの繰り返し。

第2の姉さんキャラのキルマリアに、無邪気&落ち着きのギャップのソフィ、明るいターニャ、ツンデレお嬢様のグローリア。
最後はなんとなくバトルとか、ドタバタにもっていって盛り上がる。明るく見られるアニメ。

OPが前半と後半で変わる。前触れなく急に変わったので驚いた。意外と動きのあるOP
EDの謎ダンスにも毎回見入ってしまった。謎の力がある。

推しはクオン。戦えるメイド。「霹靂一閃」みたいなことしてた。

 

勇者が死んだ!

漫画原作。
ギャグ寄りかと思いきや、しっかりまとめてきた。尻上がりに面白くなっていった作品。

偶然勇者を殺せちゃったトウカが、勇者の体に精神を移して旅することになるという話。
最初は変に"ふともも”を押してくるエロコメかなと思っていた。大根に黒ニーソを履かせて喜んでるのとか、狂ってて良い。EDのアニメーションもなかなか意味が分からなくて好き。
話を戻す。序盤は(トウカが体を乗っ取る前の)勇者ゆかりの人物を訪ねていく。
旅して終わりかなと思えば、終盤はしっかりハートフルなバトル展開に突入。
思ったよりキャラの掘り下げもしっかりしていて、トウカとアンリの関係もこじれたところから少しは良くなったな、と思えた。

ギャグは最後まで残しつつ(ふとももとかおっぱいとか連呼させてたし)、ストーリーはハッピーにまとめ切った。

オーイシの「SHINDA~」という歌詞から始まるOPは、インパクトがあり頭から離れない系の曲。映像もちゃんとかっこよく、ダークにまとまっていてよかった。
EDの大根押しとの対比でOPとEDのシリアス&ギャグバランスもとれていたなと思った。

 

来期以降続くアニメ

Dr.STONE NEW WORLD

とうとう海へ!

リアルではまあ無理かもだけど、設定上は一応筋が通ってるからいけるかもしれないな、と思わせてくれるワクワク感がこの作品のいい所。

Dr.STONEは見ていると毎回ウルっと来てしまうのは自分だけだろうか。アツい展開に人類の歴史が乗っかっているという壮大さに毎回感動してしまう。

人類石化の謎が目前まで来ているという急展開。この先も期待したい。

今期の推しは羽京。海に出てソナーマンの本気が発揮された。

 

ポケットモンスター (2023)

ポケモンを題材にした全く新しいアニメという感じ。新しいチャレンジを感じる。

ダブル主人公かと思ったが、まだリコの視点が多い。
リコは割と自分語りが多い内向的タイプなので、しっかり口に出してバンバン行動できるサトシとは対照的。

ニャオハの可愛さが狙ってる。なんかツンツンしてたのに急にリコになじんでるし、肩に乗ったり抱えられたり、いつのまにか結構馴染んでるな?と少し面白い。
EDの合いの手で「ニャオハー!」って入ってるのに毎回笑ってしまう。

推しはモリー。頼りがいがありすぎる。
ライジンボルテッカーズの掘り下げがもっと見たいので今後に期待。

 

ひろがるスカイ!プリキュア

プリキュア4人そろい踏み!
男の子プリキュアとか、大人プリキュアとか話題になったが全く違和感がない。
そもそもスカイランドと現実風世界を行き来するというファンタジー要素が強めな世界観なだけに、受け入れやすかったのかなと思う。

遠距離攻撃や空中での動きがあって戦闘も見ごたえあり。

プリキュアパーティのバランスが取れていて隙がない。
メイン近接火力のスカイ、遠距離火力のプリズム、遊撃のウィング、盾+バッファー/デバッファーのバタフライ。負けるところが想像できん。

 

逃走中 グレートミッション

逃走中をアニメにしようというアイデアがまずすごい。

そして、割とアニメとして面白くなっているのもすごい。流石にアツいし。
話としては1回の逃走中が7話で終わって、次なる逃走中に入っているところ。こんなのステージと登場キャラ変えて無限にできますからね。今後も楽しみ。

推しはルナ。ラッキーガール。

ちゃんと実況の声が入ってて、当然だよなぁ!と嬉しくなった。

 

EDENS ZERO 第2期

第1期で四煌星がそろい踏み。
今期はドラッケン・ジョーとの戦いがメインだった。

ドラッケンの恐ろしさが凄まじく、絶望感のあるストーリー。そこからの展開も、この話のキモというか、全体の世界観が見えてきて面白くなってきた。

盛り上がりポイントは、四煌星のバトルシーンとシキの覚醒。
四煌星のバトルドレス姿はかっこよかった。めちゃくちゃ強いし。

推しはハーミット。可愛い。がっつり戦っていたのでよかった。

 

デッドマウント・デスプレイ

異世界から現世に転生した

異世界の手がかりが現代にちらちら出てきて、一気にミステリアスかつ激しい異能バトルものになっているのが面白い所。

これから世界観がもっとわかってくるところなので、10月クールからに期待。

推しはソリティア。急に出てきた割に、活躍どころが多いし、コメディ枠を一手に引き受けていてすごいキャラ。

 

青のオーケストラ

淡々と青春ものをやってくれるのは嬉しい。
しっかり話も盛り上がる。楽し気ある描写もあるし、テンポも悪くない。流石のNHKクオリティ。

演奏中の3Dモデルはもっと良くなってくるといいね。『BLUE GIANT』然り。
とはいえ、地味に動きの多い演奏の部分をしっかりアニメーションにしてやろうという気概はほめたいところ。オーケストラは特に人数多いし。

EDはカノンのアレンジで、粗品の編曲。ギャンブルはともかく、天才であることは間違いない。

推しは立花さん。キツイけど美形。熱心な様子がかっこよい。

 

贄姫と獣の王

ほとんど追いつけていないので追いつきたい。

2クール放送であることに驚き。動きの少ないアニメだが、盛り上がりはあるのだろうか。

推しはヨルムンガンド

 

おわりに:今期のまとめと来期の話

今期はとにかくラブコメが多かったですね。
その中でも『君は放課後インソムニア』『山田くんとLv999の恋をする』『女神のカフェテラス』あたりは好きでした。

OPかっこよさNo1!は今回は該当なしかなーと思います。良かったOPは多かったです。強いて挙げるなら『【推しの子】』の『アイドル』になるのかな。

大きい人気コンテンツは、しっかり続いていくことを望みます。『Dr.STONE』も『鬼滅の刃』もここからよ。

今期切ってしまった作品だと『絆のアリル』『事情を知らない転校生がグイグイくる。』『Re:STARS』ですね。ちょっと追いかけきれなかった。
『Re:STARS』は吹き替えという新感覚でしたが、無理して見る程度ではないかなと思ってしまった。映画やるらしいし、気にはなるんですけどね...
『絆のアリル』は歌が良かったんだけど...足が遠のきました。
この辺り、見たよ!という方がいたらぜひ感想を教えていただけると助かります。

 

さて、来期夏アニメ(と言ってももう第2週に入っていますが)は大きめタイトルの続編に注目ですね。『呪術廻戦』『無職転生』は2トップとして、『ホリミヤ』『スパイ教室』『彼女、お借りします』あたり。

個人的には無職とホリミヤが嬉しいです。
呪術廻戦だけ先に見たのですが、映像がとんでもない。すごいよあれは。いろんなアニメを思わせる描写を集結させた、最強のアニメーションって感じ。

続編系で言えばはたらく魔王さま!』『政宗くんのリベンジ』とかもあるかな。自分は1期を見ていないので、のんびり見て追いつくいい機会です。
最近の作品の続編&放送再開は『もののがたり』『シュガーアップル・フェアリーテイル*2死神坊ちゃんと黒メイド』『あやかしトライアングル』『NieR:Automata Ver1.1a』とかですね。ぜひ最後まで走り抜けてほしい!

個別には『ゾン100』『ダークギャザリング』とかが話題ですかね。楽しみです。
タイトル落ちしている『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う』とか、こういうバカアニメあるのは嬉しいねー。

他にも皆さんのオススメがあったら教えてください!

 

記事は以上です!
この記事を読んで、このアニメここが良かった!とか、このアニメ見たよ!とか教えてもらえると励みになるので、ぜひツイッター*3やコメントなどで反応ください!
オススメアニメもぜひ教えてください!

 

皆さんのアニメライフがより良いものになりますように。
それでは、また。

 

 

 

 

 

*1:縦読み漫画。フルカラー、縦に流れる画、セリフ少な目というスマホ縦読みに最適化された体験。従来の漫画とは似て非なるものである。「漫画」というより「WEBTOON」という新しい何かだと思った方が良いかもしれない。というのは、WEBTOONに詳しい知り合いからの受け売りなんですけど...自分はあまりWEBTOONに触れてこなかったが、新しい何かがとっくに始まっていたんだな、とちょい反省。

*2:今思いましたが、シュガーアップルとホリミヤはキャラデザが同じ方なので、雰囲気バッティングしてるかもな。全然違う話なので大丈夫だと思うけど。

*3:ちょっとツイッター以外のSNSも考えないとな。避難先作るかもです。